官能小説やロマンス小説、ボーイズラブの他、文芸小説やラノベも、小説を無料で読む幻創文庫

官能小説 | 純愛・ラブストーリー | シリーズ - かるたず・ふぃるむ | 古葉レイ

読み切り

かるたず・ふぃるむ

全9ページ
≪あらすじ≫



 時には楽しく、素敵に輝く二人の愛物語を贈ります。
 優しさの中にもえっちあり、さりとてほんわかに、愉快な二人が紡ぎます、映画のような一場面。

 かるたず・ふぃるむ。

 どうぞご堪能くださいませ。

+++抜粋+++


 かるたが僕の肩に顎を乗せてきて、笑顔百二十パーセントで了承を求めてくる。このまま否定をするとキスをされるのは目に見えていた。唇の距離がどんどんと近くなる。「ね?」と言ってくる彼女に、僕がノーと言えるわけもなく。
 僕はゆっくりと、うなだれるように頭を下げた。

「えへへ。わあ、ドキドキするなあ」

 僕の頷きに、かるたが手を組み、今にも飛び跳ねそうな勢いではしゃぎだす。冬の寒空の下、制服姿でまどろむ二人が、危険な行為に挑む事になってしまい、けれど彼女の目が爛々過ぎて、男子高校生たる僕が、それを邪魔できるはずもなく。

「一緒にイけるといいねっ」

 あまりにも素敵過ぎる発言に、心が天に召されそうになったのは秘密だ。

++++++++

この作品を読む