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官能小説 | ノンジャンル | シリーズ - ロリコン・バニッシャー | 半田 宗次

読み切り

ロリコン・バニッシャー

全5ページ
≪あらすじ≫
医師である重田 恭司と科学者の深津 忍は、女遊び仲間であると同時に、いつまで経っても未成年者の売買春が消滅しない現実にうんざりしていた。

彼らは稀代の猟色かであるとともに、無根拠かつ激烈な「ロリコン嫌い」であり、そうした性的指向者の消滅のみが、理想社会の到来を意味すると信じて疑っていなかった。

故に彼らは、特殊兵器「ロリコン・バニッシャー」を開発した。

予め打ち上げておいた衛星から特殊な電波を発生させ、携帯端末などと連動させることにより、医学的と言うよりは一般的な用語的に「ロリコン趣味」とされる範囲の少女たちに対しての興味をかき消すというもので、これを使えば全ての人道的要素と引き替えに、国内において「ロリコン」は、重田たちが忌み嫌う性癖の持ち主は完全消滅するはずだった。

そのえげつなさや異様とも思える範囲の広さから協力者はごく少なかったが、計画を完成させた彼らは、女性と交わりながら、絶対の確信を持ってスイッチを押した。

彼らとすれば英雄視されて当然の行為だったが、数年後、重田たちは史上最悪の大罪人として特別収容所の中に入れられていた。

非人道的ではないもののまったく理想とは異なる状況の中で、重田は、裁判で弁護を担当してくれる国選弁護人と面会することになった。だが、応接間で弁護士が見せてきた記事には……
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