官能小説やロマンス小説、ボーイズラブの他、文芸小説やラノベも、小説を無料で読む幻創文庫

ボーイズラブ | 女体化 | 桜事変 シリーズ - 桜の命 7 | 羽邑崇

『桜事変』

桜の命 7

全6ページ
≪あらすじ≫
いきなり手を引かれてバランスを崩したユキは、束の間よろめき、その隙に政宗は、大きな手で、ユキの両手を一纏めに握って、捻りあげる。
ユキはそれこそほんの三秒足らずで、近くのテーブルへ、うつ伏せに押し倒された。
背後から腕を捻りあげられ、キリキリと腕が痛む。

「っ……!」

優しげな物腰に油断した。
後悔先に立たずだ。

歯噛みするユキに圧し掛かり、政宗は空いているほうの手で、ユキの尻を撫でる。
反射的に身が震え、寒気が奔った。
自分の失態に、頭の中はカッと熱くなる。

「そう逃げるなよ、優しくしてやる、一度やれば決心もつくさ」
「いらんわ、離せ!」
「離さないよ、僕もボランティアじゃない、男の心をもった女なんて、そうそう抱くチャンスはないからね、ぜひ試したい」
「ふざけろ、さっさと離さんと後悔さすで!」
「ここで引くほうが後悔するよ」

押し倒された体勢ではなにを言っても効果はないらしい。
政宗も手を止めようとはしなかった。
暴れようとするユキを、押さえつけ、後ろ手のまま、両手首にベルト状の拘束具を填めようとする。
この上、縛られたら反撃のチャンスはなくなる。
それは不味い。
続きを読む 連載一覧を見る