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ボーイズラブ | ノンジャンル | 煉獄 シリーズ - 煉獄 12 | 羽邑崇

『煉獄』

煉獄 12

全6ページ
≪あらすじ≫
煉は血塗れで、裸だった。
自らの血か、返り血か、白い素肌に点々と赤い血が飛び散り、それがまるで前衛的なアクセサリーのように見える。

いつにも増して華奢な肩。
細い腰。
細い首。

……そして、そこから続く胸には、緩く滑らかな膨らみがある。

「藤宮……」

それはどう見ても、未成熟な少女の身体だった。

女だ。

そう思った途端、身体が熱く火照り、鼓動が高まる。
動転し、後ずさった曽我部は、彼の生死を確かめることすら忘れた。

この幼く美しい身体を、丈一郎は犯したのか?
泣いて嫌がる彼女を蹂躙し、放り捨てたのか?
当然と湧き上がる怒りとは裏腹に、動悸は治まらず、下腹部が疼く。
自然と口の中に溢れた唾液を飲み込んだ。
ごくりと喉が鳴り、それが余計に厭らしさを増長させる。
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