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ボーイズラブ | ノンジャンル | 煉獄 シリーズ - 煉獄 20 | 羽邑崇

『煉獄』

煉獄 20

全6ページ
≪あらすじ≫
やがて階段もドン詰まり、人一人がようやく立てる半畳ほどの踊り場に着いた。
薄暗い踊り場には、外界へ続く小さなドアがあるだけだ。
煉の後に続いてその場に立った裕二も息を飲む。

この先に、鬼がいる。
山椒魚のいるあの部屋で、人を人とも思わない惨い仕打ちを、何の呵責もなく行える人間がいる。
その鬼のような人間とこれから対面するのだ。
怖くて足が竦んだ。
煉もそれは同じなのか、そこまでの勢いとは違い、顔色は良くない。

「煉……」

酷い男とはいえ、育ての親である力也を殺すのだ、なんとも思わないわけはない。
そうせざるを得ない煉の苦悩を思うと胸が痛む。
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