息子の嫁に欲情する……禁断。
教え子を抱きたい……禁断。
女の尻を鞭打つ……禁断。
母とまぐわう……禁断。
レイプ願望……禁断。
人間の心の奥には自分自身でさえ気づかない禁断の欲求が眠っていて、何かのきっかけでスイッチが入ってしまう。それは法に触れる行為かも知れないし、生物としての禁忌かも知れないけれど、こっそりすくい取り、舌に垂らして味わった禁断の蜜は、麻薬のように私たちを虜にするのだ。
この物語は「小説の中にしか存在しない」「異常者の欲望」……そんなふうに線引きされていた禁断のセックスが、実はごく身近なところで行われているという事実を記したノンフィクションである。