読み切り
「あっは、は……あぁ、はぁぁ、んっあんっ!」
照りつける太陽の下では海を楽しむ観光客が歓声を上げている。押し寄せる小波の一つ一つが歓喜を運んでいるようだ。
浜の端にある岩場は起伏が激しく人気がない。
太陽の光が強すぎて影はより濃く淀み、涼を求めているはずの人々の視界からそこだけ抜け落ちているようだった。
白いワンピース姿の女が喉を反らして甲高い声を上げても、それを聞きとがめる人間はいなかった。
「やっあぁ! あぁっひやぅ!」
浜の根元から壁のように尽きだした岩が、日の下で楽しむ人間と女を隔てている。極狭の入り江のようになっているその場所は滅多に波も立たない場所だったが、女の足下はひっきりなしに水が掻き回されている。
「うっくっ……まじやべぇ、イク」
色黒で年若い男が、女の腰を両手で掴み腰を振っていた。
女は立ったまま上体を倒した格好を強いられていた。纏うワンピースは腰の上まで捲られ、突き出された尻は色黒男の股間と密着している。蜜壷には興奮しきった赤黒い肉棒が出入りしていた。
「お前、中出しする気? そりゃやべぇわ」
女は自ら突き出る岩に手を突いて激しい突き上げに抵抗している。その胸元を隠すはずの服の生地は左右に引き裂かれ、露わになった白い胸を、色黒男と同年代と見える金髪の男が揉みしだいている。
女を横から抱きかかえるようにして胸に指を食い込ませている金髪男は、色黒男の行為を言葉では批判しながらもそれを望んでいるように笑った。
「だめっ! お願い中に出さないで! お願い!」
二人の男に弄ばれる哀れな女は悲痛に懇願する。長い髪を乱して首を振る。どうしてもそれだけはいやだ、と、ひたすらに訴えた。
「ムリ、まじムリ、でる!」
ばしゃばしゃとスネの半ばまである水を波立てて色黒男が腰をめちゃくちゃに打ち付けた。
涙でか水でか、濡れた女の尻が悲鳴を上げる。
傍若無人な肉棒に貫かれた蜜壷の奥で熱い飛沫を感じた瞬間、女は真珠のような涙を飛び散らせた。
「いやぁぁぁぁんっ!」
その声すら色黒男の肉棒を揺らして快感を与えてしまう。
「すっげぇ気持ちいい。すげぇいいよあんたの中」
「早く代われよ」
色黒男の下卑た笑いを見た金髪男が、言う間に水着を下げて肉棒を取り出す。すでに筋が浮いて天を向いてそそり勃っていた。
「もう……やめてぇ」
涙で頬を濡らした女がこの世の終りのような顔をして男達を見る。全身がしっとりと濡れていた。
「ダメダメ、夏と言ったら海で青姦だろ? まだ終わんないよ」
金髪男が子供に常識を言い聞かせるように女の頭を撫でる。色黒男と交換で女の腰を掴んだ。
さっきまで色黒男の肉棒を咥えていた蜜壷の入り口がぱっくりと口を空けている。中出しされた白濁が零れて来た。
卑猥な光景に金髪男が肉棒を震わせる。
同時に溢れてきた透明な液が女の白い内太ももを流れ落ちる。粘性のない水のような液だった。
「だめ……死んじゃうの」
「気持ちよくて? ならいいだろ。入れるぞー」
暢気に笑った男はたっぷり濡れている蜜壷を遠慮容赦なく貫いた。
「ひぁぁぁ!」
ぐちゅりと音を立てて肉棒が挿入される。
入れた瞬間、熱さを期待した男の背筋を冷気が走った。それでもそれは一瞬の事で、蜜壷内は肉棒の熱さですぐ沸騰する。否定するわりに入り口をきつく締め付けて肉棒を咥え込む女を金髪男は機嫌よく突き上げた。
奥には先に出された白濁がまだ残っていた。それをさらに奥に押し込むように腰を入れる。
「いっうっ! ダメぇ、死んじゃう死んじゃうのぉぉ」
「おうおう、いっちまえ! 好きなだけイっちまえよ!」
「あ、あぃああぃ! はっあっんああん!」
金髪男は固い先端で襞壁をゴリゴリと抉る。
「らめっあっめっ……んあっはぁぁんっ」
突き上げられる度に漏れ出る声は快感を素直に表している。最後と最初に叫ぶだけで、挿入されてからの女は従順だ。
「んっあっ……ふぅんっあぅっ!」
「うっはぁ、マジ名器」
「だろ? だろ?」
色黒男が再び勃起した肉棒を女の胸に擦りつけながら自慢げに笑う。
「中イク、イク」
金髪男が肉棒を最奥に捻り込みながら呻く。
男の声を聞いた瞬間、女が目を見開き首を振った。蜜壷がきつく締まって肉棒を奥に誘い込む。
「いやぁぁぁ! 産まれる! 死んじゃう!」
「孕めよ! 産んでみろ!」
誘い込まれるまま奥を突き上げ、男は嬉々として震える肉棒を爆発させた。熱い濁流が最奥を叩き蜜壷を満たしていく。
女は声なく震え腰をびくびくと跳ね上げる。どうしても喜んでいるようにしか見えなかった。
「ふっ……あぁサイコー」
余すことなく白濁を吐き出した金髪男が恍惚とした表情を見せる。萎えない肉棒をねっとりと包む蜜壷が心地いいのかいつまでも居座っている。
「こんなんじゃまだ足りねぇだろ?」
目をぎらぎらと輝かせた色黒男が金髪男にさらなる陵辱を促す。
「せっかくの上玉、もったいねぇよなぁ」
官能小説 | ショート・ショート | 海に還れ | 織夜 [p.1/p.3] | 幻創文庫[p.1/p.3]
海に還れ
[p.1/p.3]「あっは、は……あぁ、はぁぁ、んっあんっ!」
照りつける太陽の下では海を楽しむ観光客が歓声を上げている。押し寄せる小波の一つ一つが歓喜を運んでいるようだ。
浜の端にある岩場は起伏が激しく人気がない。
太陽の光が強すぎて影はより濃く淀み、涼を求めているはずの人々の視界からそこだけ抜け落ちているようだった。
白いワンピース姿の女が喉を反らして甲高い声を上げても、それを聞きとがめる人間はいなかった。
「やっあぁ! あぁっひやぅ!」
浜の根元から壁のように尽きだした岩が、日の下で楽しむ人間と女を隔てている。極狭の入り江のようになっているその場所は滅多に波も立たない場所だったが、女の足下はひっきりなしに水が掻き回されている。
「うっくっ……まじやべぇ、イク」
色黒で年若い男が、女の腰を両手で掴み腰を振っていた。
女は立ったまま上体を倒した格好を強いられていた。纏うワンピースは腰の上まで捲られ、突き出された尻は色黒男の股間と密着している。蜜壷には興奮しきった赤黒い肉棒が出入りしていた。
「お前、中出しする気? そりゃやべぇわ」
女は自ら突き出る岩に手を突いて激しい突き上げに抵抗している。その胸元を隠すはずの服の生地は左右に引き裂かれ、露わになった白い胸を、色黒男と同年代と見える金髪の男が揉みしだいている。
女を横から抱きかかえるようにして胸に指を食い込ませている金髪男は、色黒男の行為を言葉では批判しながらもそれを望んでいるように笑った。
「だめっ! お願い中に出さないで! お願い!」
二人の男に弄ばれる哀れな女は悲痛に懇願する。長い髪を乱して首を振る。どうしてもそれだけはいやだ、と、ひたすらに訴えた。
「ムリ、まじムリ、でる!」
ばしゃばしゃとスネの半ばまである水を波立てて色黒男が腰をめちゃくちゃに打ち付けた。
涙でか水でか、濡れた女の尻が悲鳴を上げる。
傍若無人な肉棒に貫かれた蜜壷の奥で熱い飛沫を感じた瞬間、女は真珠のような涙を飛び散らせた。
「いやぁぁぁぁんっ!」
その声すら色黒男の肉棒を揺らして快感を与えてしまう。
「すっげぇ気持ちいい。すげぇいいよあんたの中」
「早く代われよ」
色黒男の下卑た笑いを見た金髪男が、言う間に水着を下げて肉棒を取り出す。すでに筋が浮いて天を向いてそそり勃っていた。
「もう……やめてぇ」
涙で頬を濡らした女がこの世の終りのような顔をして男達を見る。全身がしっとりと濡れていた。
「ダメダメ、夏と言ったら海で青姦だろ? まだ終わんないよ」
金髪男が子供に常識を言い聞かせるように女の頭を撫でる。色黒男と交換で女の腰を掴んだ。
さっきまで色黒男の肉棒を咥えていた蜜壷の入り口がぱっくりと口を空けている。中出しされた白濁が零れて来た。
卑猥な光景に金髪男が肉棒を震わせる。
同時に溢れてきた透明な液が女の白い内太ももを流れ落ちる。粘性のない水のような液だった。
「だめ……死んじゃうの」
「気持ちよくて? ならいいだろ。入れるぞー」
暢気に笑った男はたっぷり濡れている蜜壷を遠慮容赦なく貫いた。
「ひぁぁぁ!」
ぐちゅりと音を立てて肉棒が挿入される。
入れた瞬間、熱さを期待した男の背筋を冷気が走った。それでもそれは一瞬の事で、蜜壷内は肉棒の熱さですぐ沸騰する。否定するわりに入り口をきつく締め付けて肉棒を咥え込む女を金髪男は機嫌よく突き上げた。
奥には先に出された白濁がまだ残っていた。それをさらに奥に押し込むように腰を入れる。
「いっうっ! ダメぇ、死んじゃう死んじゃうのぉぉ」
「おうおう、いっちまえ! 好きなだけイっちまえよ!」
「あ、あぃああぃ! はっあっんああん!」
金髪男は固い先端で襞壁をゴリゴリと抉る。
「らめっあっめっ……んあっはぁぁんっ」
突き上げられる度に漏れ出る声は快感を素直に表している。最後と最初に叫ぶだけで、挿入されてからの女は従順だ。
「んっあっ……ふぅんっあぅっ!」
「うっはぁ、マジ名器」
「だろ? だろ?」
色黒男が再び勃起した肉棒を女の胸に擦りつけながら自慢げに笑う。
「中イク、イク」
金髪男が肉棒を最奥に捻り込みながら呻く。
男の声を聞いた瞬間、女が目を見開き首を振った。蜜壷がきつく締まって肉棒を奥に誘い込む。
「いやぁぁぁ! 産まれる! 死んじゃう!」
「孕めよ! 産んでみろ!」
誘い込まれるまま奥を突き上げ、男は嬉々として震える肉棒を爆発させた。熱い濁流が最奥を叩き蜜壷を満たしていく。
女は声なく震え腰をびくびくと跳ね上げる。どうしても喜んでいるようにしか見えなかった。
「ふっ……あぁサイコー」
余すことなく白濁を吐き出した金髪男が恍惚とした表情を見せる。萎えない肉棒をねっとりと包む蜜壷が心地いいのかいつまでも居座っている。
「こんなんじゃまだ足りねぇだろ?」
目をぎらぎらと輝かせた色黒男が金髪男にさらなる陵辱を促す。
「せっかくの上玉、もったいねぇよなぁ」